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建設一般対策その6 [技術士(建設部門)]

今日は

③政府の債務残高がGDP比1.8倍と、財政状況が厳しい。

について整理してみます。

我が国の政府の財政状況は厳しく、債務残高がGDP比1.8倍と高いです。
そして今後の少子高齢化の進展を考えると、よりいっそう厳しくなる見込みです。
建設投資についてみると2002年度以降、対前年度比△3%で推移しています。
一方で、高度経済成長期に整備された社会資本は老朽化が進み、
今後一斉に更新期を迎える見込みです。

ただでさえ建設投資の予算自体が縮小していて厳しい上に、
現状ですでに整備されている社会資本の維持管理をする必要があります。
つまり、お金がありません。
新設の建設投資が落ち込んで、事業数の減少、事業規模の縮小が起こります。
そして建設業者の受注機会の減少、高難度の事業の減少による技術力の低下が懸念されます。
既設の社会資本については、維持管理に使えるお金に限りがあります。
維持管理の予算が足らず、社会資本における安全・安心が脅かされる可能性があります。

次回は解決策です。
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