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技術士と建築士 [技術士(建設部門)]

私が技術士取得後ちょっとしてから、業界のことをあまりよく知らない知人に「技術士と建築士はどっちが難しいの?」と聞かれたことがあります。
私は建築士を受けていないので、その質問には正確に答えることができませんでした。

そこで、Googleで「技術士 建築士」と入力して検索すると、
http://okwave.jp/qa/q1856706.html
が1件目に出てきます。5年近く前の質問とそれに対する回答です。
これによると大方の意見は、性質が違うから比較できないというようなものです。
建築士には6時間に及ぶ論述の試験はないし、技術士には設計製図の試験がありません。
このことから考えて、私も難易度での比較は不可能に思います。
それはそれでいいのですが、ベストアンサーに対するお礼に次のような記述があります。

抜粋ここから-----------------------------------------------------

資格としては技術士のほうが上位になりますが、建築の分野の人のほうが両方とる人が多いというところで、建築分野の人のほうが土木分野より上位になる可能性があるとイメージしました。

抜粋ここまで-----------------------------------------------------

話を蒸し返すようですが、技術士が上位とは決められません。
そして建築分野は技術士と建築士を両方取得する人が多いが土木分野はそうではないので、建築分野は土木分野より上位、だとも思いません。土木に携わっている人に対して失礼です。

まず、「建築の分野の人のほうが両方とる人が多い」とありますが、このようなデータはありません。
現在、建築士(1級のみ)は33万人、技術士(全部門合計)は6万人ほどです。単純に考えても圧倒的に建築士しかもっていない人が多いです。

次に、受験資格の問題があります。
詳しくは省略しますが、1級建築士は
・建築に関する実務経験年数(建築又は土木課程の大卒で2年他)
技術士(二次試験)は
・科学技術に関する業務(4年あるいは7年以上)
技術士の方が悪く言えば曖昧なのがわかると思います。
要するに、建築に携わってきた人は1級建築士と技術士の両方を受験できるが、土木に携わってきた人は技術士しか受験できない。
(かく言う私自身、1級建築士の受験資格を満足できていません。受験したいのは山々ですが。)

よって、建築士や技術士などの資格云々により建築と土木の上下関係を決めることはできない。
と、結論付けます。威張って言うほどのことではなく、当たり前のことだと思いますが…。
個人的に上下関係を決めるのは自由だと思います。しかし、多くの人が目に付くところに書き込みされ、しかも受付終了しているため反論できないという状況が納得できなかったのでここで書かせてもらいました。

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建設専門対策その13 [技術士(建設部門)]

昨日に引き続き、今年の二次試験問題を載せます。
今日は建設専門の施工計画、施工設備及び積算です。
寝ながら打ってたので、誤字脱字があればご指摘ください。

選択科目【9-10】施工計画、施工設備及び積算

Ⅰ 次の15問題のうち2問題を選んで解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

Ⅰ-1 コンクリート構造物に関して、以下の問いに答えよ。
(1)コンクリート構造物の劣化機構を推定する場合の基本的な流れを述べよ。
 また、環境条件、使用条件から推定される劣化機構を1つ挙げ(中性化を除く)、その劣化現象、外的要因を述べよ。(1枚程度)
(2)劣化による構造物の性能低下が確認され対策が必要と判定された場合、その対策選定の基本的な考え方を述べよ。また、劣化機構が中性化であった場合の補修、補強の考え方を中性化の程度に応じて述べよ。(2枚程度)

Ⅰ-2 建設工事で発生する土砂の有効利用に関して、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)建設発生土の有効利用について現状と課題を概説し、有効利用の具体的方策を2つ述べよ。
(2)公共建設工事の施工中、工事敷地内で廃棄物が混じった土(廃棄物混じり土)に遭遇した。工事を進める上で取るべき対応についてあなたの考えを述べよ。

Ⅰ-3 建設現場の安全管理に関して、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)リスクアセスメントの手順について説明し、その実施にあたって各手順の留意点について述べよ。
(2)高さ8mの橋梁工事において墜落事故が発生した。この工事現場において、再発防止及び類似事故防止のためにとるべき対応について具体的に述べよ。

Ⅰ-4 下図のような地盤条件のもと、繁華な市街地の道路下において仮土留め工を用いて深さ20m程度の大規模掘削を施工する場合について、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)施工にあたって、工事現場及び周辺の環境に影響を及ぼすおそれのある要因を5つ挙げ、その対策について概説せよ。
(2)地表面から約15m掘削したところ、土留め壁及び中間杭まわりの数か所から砂混じりの出水が生じて工事を中断した。地盤条件に鑑みて、この事象についてあなたの所見を述べよ。また、工事を再開するための対策として考えられる主な方法を3つ挙げ、それぞれの目的及び特徴や留意点を含めて述べよ。
Ⅰ-4.jpg

Ⅰ-5 橋梁上部工に関して、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)片側1車線の道路を横断する支間30mのPCのT型桁(4主桁)を架設する場合、現地の状況に応じて考えられる架設方法を2つ挙げ、説明せよ。
(2)そのうちの1つに関して、架設時におけるトラブルを想定し、それを回避するため施工計画上必要な事項を述べよ。

Ⅰ-6 底部が円形で外径約6m、長さ約30mの橋梁基礎を、オープンケーソン工法により、刃口を陸上に据え付けて、躯体を場所打ちコンクリートで順次構築しながら沈設する場合について、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)施工計画の策定時に考慮すべき主要な項目を3つ挙げて、それぞれについて留意事項を概説せよ。
(2)掘削による沈設の状況が計画と異なる事態を2つ想定して、それぞれが発生する原因及び事後対策について述べよ。

Ⅰ-7 既設の木材埠頭(桟橋式係船岸)をコンテナ埠頭に用途変更する。当初、前出しにより桟橋式係船岸を増設する予定であったが、既設の木材埠頭を改良(改造)してコンテナ埠頭として使用する計画に変更になった。なお、既設の木材埠頭は10年ほど前に整備された桟橋式係船岸である。次の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)既設の桟橋式係船岸の杭と上部工の構造健全度を判定するために必要な点検項目を挙げ、その方法と評価方法を述べよ。
(2)既設の桟橋式係船岸の改良(改造)方法についてあなたが最適と考える方法をその理由とともに示し、当初計画と対比する形で施工計画の流れと施工計画立案上の留意点を述べよ。

Ⅰ-8 道路の地すべり対策について、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)地すべりの発生するおそれのある地域に切土構造の道路を建設しなければならない場合に、地すべり対策を検討するにあたって留意すべき点と必要な調査について述べよ。
(2)道路の建設工事中に、地すべりの兆候と見られる切土のり面の小規模な崩落が発生した。これに対して、応急的な対応として行うべき内容について述べよ。また、考えられる地すべり対策工法を1つ挙げ、その工法の概要と施工上の留意点について述べよ。

Ⅰ-9 市街地における盛土上の普通鉄道(複線、直流電化、自動信号)の駅(図-1)を高架橋に作り直して自由通路(幅員12m)を整備するとともにバリアフリー施設(エレベータ及びエスカレータ)を新設する工事が計画(図-2)されている。当該駅の乗車人員は1日当たり約3万人で、列車の運転本数は上下合わせて1日約400本である。この工事について、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)着工前の事前調査項目とその留意点について述べよ。
(2)工事中に発生が危惧される①列車運転事故 ②旅客死傷事故 ③重大な労働災害をそれぞれ1つ挙げ、想定される原因を述べよ。さらに、そのうちの1つを取り上げ、回避するために考慮すべき対策を述べよ。
Ⅰ-9.jpg

Ⅰ-10 ダムの提体の施工について以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)重力式コンクリートダムの代表的な打込み工法を3種類示し、それぞれの特徴を概説せよ。
(2)ロックフィルダムの提体の施工において、当初コア材料として選定した材料は粘土分が多く自然含水比も高いためそのままではコア材料として使えないことが判明した。このため、追加の材料調査を行ったが、ダム周辺で直送に適した材料を発見できなかった。このような条件下で提体の構築を進める場合の対応策と技術的留意点について述べよ。

Ⅰ-11 NATM工法によるトンネルの施工について、以下の問いに答えよ。
(1)インバートコンクリートの施工にあたり、留意すべき事項について述べよ。(1枚程度)
(2)新第三期の泥岩層を主体とする地山において、NATM工法によりトンネル(掘削断面積約80㎡)を特に問題もなく掘削したが、その後盤ぶくれによるインバートコンクリート(厚45cm)の変状が確認された。原因を推定するための調査項目を挙げ、考えられる原因及び対策について述べよ。なお、トンネルは供用前で、施工不良等不適切な施工はないものとする。(2枚程度)

Ⅰ-12 シールド工事における既設構造物の近接施工に関して、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)シールドを既設構造物に近接して施工する場合、事前に行うべき検討項目を列挙せよ。
(2)シールド発進後、掘進に伴う地盤沈下が発生し、このまま掘進を続けていくと既設構造物に影響を及ぼす恐れが生じた。シールドが既設構造物に近接する前に、取るべき対策について述べよ。

Ⅰ-13 公共工事の品質の確保に資するため、価格と品質が総合的に最も優れたものを落札者として決定する総合評価方式について、以下の問いに答えよ。
(1)総合評価方式導入の目的について述べよ。(1枚程度)
(2)総合評価方式をさらに活用するため改善すべき課題を3つ以上挙げ、それぞれの改善方策について述べよ。(2枚程度)

Ⅰ-14 施工段階で行う原価管理について、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)収支管理の目的について概説し、予算と原価実績の間に差が生じる主な原因を、材料、労務、機械、外注の要素別に述べよ。
(2)予算と原価実績の差異に対する修正措置について、差異の具体的な例を挙げ、実際にどのような措置を講ずればよいか述べよ。

Ⅰ-15 下図に示すように、近年の公共工事における入札・契約に係る問題として不調1)・不落2)の多発がある。不調・不落に関して、以下の問いに答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)近年多発している不調・不落の原因について、入札・契約制度及び積算制度上の観点から具体的に述べよ。
(2)不調・不落の抑制策として現在行われている施策として代表的なものを2つ挙げ、実施時に発注者が留意すべき点をそれぞれ述べよ。
[注] 1) 不調:応札希望者が現れず、入札が成立しないこと
    2) 不落:全ての応札者の応札価格が予定価格を超え、入札が成立しないこと
Ⅰ-15.jpg
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充電完了 [技術士(建設部門)]

やー、試験明け休み+お盆休みでひとまず充電完了ー。
今日からまたぼちぼち書いていきますので、よろしくお願いします。
技術士試験の論文再現は±2行くらいの精度でやりました。
公開は…とりあえずやめておきます(汗
あとは10月29日(予定)を待つだけですね。
それまで、まだお済みでない方は技術的体験論文を仕上げちゃいましょう。
私は去年合格したときの論文を多少手直しすればいけそうなので、その分の時間を宅建の勉強に振り分けます。
と、これだけなのもなんなので、今日は建設一般の問題なぞ載せておきます。
ご自分の解答しなかった方について、骨子だけでも考えておくと口頭試験、あるいは来年のためになります。

必須科目
Ⅱ 次の2問題のうち1問題を選んで解答せよ。(解答問題番号を明記し、答案用紙3枚以内にまとめよ。)

Ⅱ-1 我が国の国土は厳しい地形・地質、気象等の条件下にあることに加えて、近年は社会的状況も大きく変化し、自然災害から国民の安全や生活を守ることがより一層求められている。
 建設部門に携わる技術者として、社会的状況の変化に対応して防災あるいは減災対策を行う上での課題を3つ挙げ、その内容を説明せよ。
 また、これらの課題に対して、国民の安全や生活を守る観点から今後どのような取組を進めていくべきか、あなたの意見を述べよ。

Ⅱ-2 我が国の建設産業においては、国内の公共事業投資額の減少に伴い、さらなる成長が期待される海外の社会資本整備に対する積極的な取組が求められている。
 一方、国際貢献・技術協力の観点から、開発途上国などにおける社会資本整備に対する積極的な取組も求められている。
 このような状況の中、建設部門に携わる技術者の観点から、海外で社会資本整備に取り組む上での課題を3つ挙げ、その内容を説明せよ。
 また、これらの課題に対して今後とるべき方策について、あなたの意見を述べよ。

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技術士試験を受験してきました [技術士(建設部門)]

本日、受験してきました。受験した皆様お疲れ様でした。
私は字が下手でしかも書くのが遅いので、毎年この1日は疲れます。
問題としては、
建設一般はⅡ-2の社会資本整備の海外進出
建設専門はⅠ-1コンクリートとⅠ-14原価管理
を選択しました。
他にヤマをはって、たまたま試験直前まで読んでいた総合評価方式がⅠ-13にありましたが、(2)が曲者だと踏んでやめておきました。

建設一般のⅡ-1は安全・安心の社会資本整備でした。書きやすいですがこれはみんな選ぶんだろうなーと踏んでもうひとつにしました。
全体的には結構想定どおりというか、昨年のシミュレーションの問題のような意外性がない問題であったように感じました。
今後、記憶が確かな2~3日中に、再現論文を作成するつもりです。
A評価とれてるかわからないので、公開するかは考え中です…。
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建設専門対策その12 [技術士(建設部門)]

さて、いよいよ明日は技術士第二次試験の本番(総監以外部門)です。
振り返ってみると今年の私は…時間的余裕のわりにあまり準備しなかったなぁ…という印象です。
まぁ…不合格でも!というつもりで試験に臨みたいと思います。
最後の最後ですが、平成21年度建設専門の建設リサイクルの問題を解いてみました。

Ⅰ-4 建設リサイクルに関して、以下の問いに答えよ。(各問1枚程度)
(1)下の図は、建設副産物実態調査(国土交通省)をもとに建設廃棄物の品目別再資源化等の状況を示したものである。平成7年度から10年間の建設廃棄物のリサイクルの進展について、その背景を含めて概説せよ。
(2)建設リサイクル制度は一定の成果を上げており、今後も循環型社会の形成に向けて建設リサイクルの取組を一層促進する必要がある。そのための課題を2つ挙げよ。
(3)そのうち、より重要と考える課題について、その理由を明らかにした上で、課題解決に向けて今後の具体的な取組について述べよ。

(図は省略)

1.建設廃棄物のリサイクルの進展
 平成3年度にリサイクルの促進を目的として、再生資源の利用促進に関する法律が制定・施行された。
 また平成14年5月には建設資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)が完全施行され、特定建設資材の分別解体等及び再資源化等が義務付けられることとなり、分別解体等及び再資源化等の適正かつ円滑な実施を確保するため、発注者による工事の事前届出制度、関係者間の契約手続、解体工事業者の登録制度等が整備された。
 建設廃棄物の平成7年度から10年間における再資源化等率の推移については、コンクリート塊が33.4ポイントの上昇、アスファルト・コンクリート塊が17.8ポイントの上昇、建設汚泥が42.1ポイントの上昇となっている。また建設発生木材の再資源化率は27.9ポイントの上昇となり、平成17年度値68.2%で国土交通省が平成14年に策定した「建設リサイクル推進計画2002」の平成17年度目標値を達成している。コンクリート塊及びアスファルト・コンクリート塊の再資源化等率については、建設リサイクル法基本方針で定められた平成22年度の目標値(95%)も達成している。
 建設廃棄物全体では34.0ポイントも上昇するなど、建設リサイクルの取組が高いレベルで進展していることを示している。
2.建設リサイクルの取組の課題
①応分の費用負担に対する発注者等の意識が低い
 建設廃棄物の適切な分別解体等、再資源化等及び適正処理を実施するためには、それぞれ応分の費用負担が必要となる。しかし、これらについては費用に対する便益が把握しづらいこと等から、一般市民を含む発注者等の関係者の中には、なるべくコストをかけたくないとの考えから、処理内容等にこだわらないという風潮が一部に見られる。その結果、適正な費用負担について発注者等の理解が得られないまま、処理費用を抑えるために建設廃棄物の不適正処理がなされるおそれがある。
②分別解体の施工方法が不明確なケースがある
 建設リサイクル法では、特定建設資材廃棄物をその種類ごとに分別することを確保するための適切な施工方法に関して、主務省令で基準が定められている。その内容は、従来から一般的に行われている適切な分別解体工事の手順に準拠したもので、建築物解体における建築設備、内装材その他の建築物の部分及び屋根ふき材の取り外しは手作業によらなければならないとされているが、中高層の建築物等においては、機械施工による撤去が効率的なケースがある。そのため主務省令において、建築物の構造上その他解体工事の施工の技術上手作業により難い場合においては機械併用が可能となっているが、その対象が必ずしも明確でない。
3.今後の具体的な取組
 上述した課題のうち、より重要と考える課題として ①を挙げ、選定した理由と具体的な取組を述べる。
 選定した理由としては、そもそも建設廃棄物の適正処理をはかるためには応分の費用が必要であり、それが不足していてはシステムが成り立たないからである。
 そのためには、建設リサイクルの一層の促進及び建設廃棄物適正処理の徹底を図るために、発注者が建設リサイクルや適正処理に必要な費用に対する理解を深め、適正に費用負担することが重要である。
 具体的な取組としては、元請業者から発注者への事前説明及び両者の間の契約に関する規定の充実をはかるべきである。
 発注者・元請業者間の説明及び契約については、対象建設工事の契約時に元請業者は発注者に対し、分別解体等、再資源化等及び適正処理等の内容及び費用の内訳を明示し、適正な費用負担に対する発注者の意識及び理解の向上を図る必要がある。
 また現行制度の実効性を高めるためには、一般市民を含めた全ての関係者に対して、適正な費用負担に対する理解・意識を高めることが重要であり、現行制度における元請業者から発注者への書面説明や契約書への記載について、より一層の徹底・充実を図るべきである。                 -以上-

参考文献
建設リサイクル制度の施行状況の評価・検討について とりまとめ
http://www.env.go.jp/recycle/build/matome01.pdf

今日はそこそこで流して早寝します。南大沢の人は試験会場でお会いしましょう。
それでは、皆様のご健闘をお祈りします。

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建設専門対策その11 [技術士(建設部門)]

今日は施工計画のうちの4分野です。ほんとにざっくりです…。
右側の[ ]内に答えがありますので、反転して見てください。

2.施工計画、施工設備及び積算の一部編

(1)発注契約方式
①[いっぱんきょうそうにゅうさつ]制度[ 一般競争入札 ]
②[ずいいけいやく][ 随意契約 ]
③2005年末に[だんごうけつべつせんげん]をした[ 談合決別宣言 ]
④[かしたんぽせきにん]を負う[ 瑕疵担保責任 ]
⑤[そういくふう]でコストダウンをはかる[ 創意工夫 ]

(2)原価管理
⑥[できだかちょうしょ]にまとめる[ 出来高調書 ]
⑦[したうけおいぎょうしゃ]に指示する[ 下請負業者 ]
⑧現場を[かんとく]する[ 監督 ]
⑨[しんちょくじょうきょう]を調査する[ 進捗状況 ]
⑩[ゆうしょう]で補修する[ 有償 ]

(3)安全管理
⑪[どすうりつ]は100万延労働時間当たりの労働災害による死傷者数[ 度数率 ]
⑫[きょうどりつ]は1000延労働時間当たりの労働損失日数[ 強度率 ]
⑬[じゅうとく]災害が発生する[ 重篤 ]
⑭地山が[ほうかい]する[ 崩壊 ]
⑮酸素濃度18%未満のときは[さんそけつぼうしょう]に注意する[ 酸素欠乏症 ]

(4)建設リサイクル
⑯[ふほうとうき]はやめよう[ 不法投棄 ]
⑰[はいきぶつしょりほう]違反で摘発[ 廃棄物処理法 ]
⑱[ぶんべつかいたい]の促進[ 分別解体 ]
⑲[じゅんかんがた]社会の実現[ 循環型 ]
⑳焼却することにより廃棄物の大きさを減らすことを[しゅくげん]という[ 縮減 ]


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建設一般対策その13 [技術士(建設部門)]

今日は建設一般対策の漢字です。
国土交通白書を読んでると出てくるような漢字が主となっています。
右側の[ ]内に答えがありますので、反転して見てください。

1.建設一般編

①[しょうしこうれいか]問題[ 少子高齢化 ]
②[きゅうかぶんさんか]を検討する[ 休暇分散化 ]
③[へんぼう]する経済社会[ 変貌 ]
④地域経済を[けんいん]する[ 牽引 ]
⑤社会資本の[ろうきゅうか]が深刻[ 老朽化 ]
⑥社会資本の[ちょうじゅみょうか]をはかる[ 長寿命化 ]
⑦[よぼうほぜん]の取組み[ 予防保全 ]
⑧一度破堤すると[じんだい]な被害がでる[ 甚大 ]
⑨河川が[はんらん]する[ 氾濫 ]
⑩港湾を[しゅんせつ]する[ 浚渫 ]
⑪[しんりんきゅうしゅうげん]を算入する[ 森林吸収源 ]
⑫土砂崩れで[かどうへいそく]が発生する[ 河道閉塞 ]
⑬災害に備えて[ひなんじょ]を設置する[ 避難所 ]
⑭[じゅうたいかんわ]策を実施する[ 渋滞緩和 ]
⑮中心市街地が[くうどうか]する[ 空洞化 ]
⑯公共交通が[すいたい]する[ 衰退 ]
⑰[かそか]が進展する[ 過疎化 ]
⑱材料価格が[こうとう]する[ 高騰 ]
⑲国民との[ごういけいせい]をはかる[ 合意形成 ]
⑳新たに[かちそうしゅつ]する[ 価値創出 ]

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建設専門対策その10 [技術士(建設部門)]

今日は漢字テストです。当日解答用紙に向かうと意外と書けないもので…。
特にパソコンを使って作文練習してきた人はやってみてください。
そして、もし書けないものがあったら100回書き取りしてください(ぉ
答えは右側の[ ]の中にあります。反転させて見てくださいね。

1.コンクリート編

①コンクリート[ひょうじゅんしほうしょ] [ 標準示方書 ]
②0.8mm以上の[やきなまし]鉄線で結束する [ 焼鈍 ]
③[そこつざい]の最大寸法 [ 粗骨材 ]
④[ぎょうけつちえんざい]を添加する [ 凝結遅延剤 ]
⑤[きほうかんかく]係数を小さくする [ 気泡間隔 ]
⑥コンクリートポンプが[へいそく]する [ 閉塞 ]
⑦型枠の隅々まで[じゅうてん]する [ 充填 ]
⑧[がいぶこうそく]で温度ひび割れが発生する [ 外部拘束 ]
⑨[かつれつ]試験で引張応力を求める [ 割裂 ]
⑩エフロレッセンスは[はっか]ともいう [ 白華 ]
⑪二酸化炭素に[ばくろ]する [ 暴露 ]
⑫コンクリート片が[はくり]する [ 剥離 ]
⑬塩害で[こうざいふしょく]が発生する [ 鋼材腐食 ]
⑭鉄筋の[ふどうたいひまく]が消失する [ 不動態被膜 ]
⑮[しょうげきだんせいは]法で探査する [ 衝撃弾性波 ]
⑯[しぜんでんい]法で鋼食の程度を推測する [ 自然電位 ]
⑰[でんじゆうどう]法でかぶりを測定する [ 電磁誘導 ]
⑱[れんぞくせんいほきょう]工法 [ 連続繊維補強 ]
⑲脱塩工法でPC鋼材が[すいそぜいか]する [ 水素脆化 ]
⑳[あしょうさん]リチウムでASRを抑制する [ 亜硝酸 ]

コンクリートで受験する人は、もしこの中でわからない用語があったら抑えといた方がよいでしょう。
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建設専門対策その9 [技術士(建設部門)]

前回は平成21年度の建設専門問題のうち、コンクリートについて(1)をみました。
今回は、(2)についてです。
結果として最後が6行くらい空いてしまいました。が、内容がしっかりしていれば分量としては大丈夫でしょう。
ともあれ、数式を使ってうまく表現することを考えた方がよさそうです(本番で結構複雑な数式を正確に思い出せるかがキーですが)。

Ⅰ-1 コンクリート構造物に関して、以下の問に答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)コンクリート構造物が設計耐用期間にわたり所要の性能を確保するために行うべき耐久性に関する照査項目を4つ挙げて(塩害に対する照査を除く。)、そのうち2つについて照査方法を概説せよ。
(2)塩害に対する照査方法を概説するとともに、照査に合格することが困難な場合にとるべき対策について述べよ。

2.塩害に対する照査方法
 次に、塩害に対する照査方法を概説する。
 塩化物イオンの侵入に伴う鋼材腐食に関する照査は、鋼材位置における塩化物イオン濃度の設計値の鋼材腐食発生限界濃度に対する比に構造物係数を乗じた値が、1.0以下であることを確かめることにより行う。
 ここで、構造物係数は一般には1.0とし、重要構造物の場合は1.1とする。鋼材腐食発生限界濃度は実測値が得られる場合ならば実測値を用い、実測値が得られない場合は1.2kg/m3を用いる。
鋼材位置における塩化物イオン濃度の設計値は、コンクリート表面における想定塩化物イオン濃度、かぶり及びその施工誤差、塩化物イオンに対する設計拡散係数、耐用年数(100年を上限とする値)、安全係数(一般に1.3、高流動コンクリートの場合1.1)により決定する。
 また塩化物イオンに対する設計拡散係数は、コンクリートの塩化物イオンに対する拡散係数の特性値、ひび割れ幅、ひび割れ間隔、ひび割れ幅の限界値、ひび割れの影響を表す定数(一般に200cm2/年)により決定する。
3.対策
 最後に、塩害に対する照査に合格することが困難な場合にとるべき対策を述べる。
防錆処置を施した補強材の使用や鋼材腐食を抑制するためのコンクリート表面被覆、あるいは腐食の発生を防止するための電気化学的手法などを用いる。その場合には、維持管理計画を考慮した上で、それらの効果を適切な方法により評価しなければならない。 
-以上-

参考文献


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建設専門対策その8 [技術士(建設部門)]

今日は平成21年度の建設専門問題のうち、コンクリートについてみてみたいと思います。
今回は(1)についてです。
基本的にコンクリート標準示方書[設計編]に答えが記載されています。
照査方法は数式が多いので、そのあたりをどう表現するかがキーになるように思います。
(私は結構面倒くさがりなので、ダメな解答例かもしれません)

Ⅰ-1 コンクリート構造物に関して、以下の問に答えよ。(各問1.5枚程度)
(1)コンクリート構造物が設計耐用期間にわたり所要の性能を確保するために行うべき耐久性に関する照査項目を4つ挙げて(塩害に対する照査を除く。)、そのうち2つについて照査方法を概説せよ。
(2)塩害に対する照査方法を概説するとともに、照査に合格することが困難な場合にとるべき対策について述べよ。

1.耐久性に関する照査項目
 最初に、コンクリート構造物が設計耐用期間にわたり所要の性能を確保するために行うべき耐久性に関する照査項目を4つ挙げる。
①中性化に伴う鋼材腐食に対する照査
②凍害に対する照査
③化学的侵食に対する照査
④曲げひび割れの検討
 次に、これらのうち①と②について照査方法を概説する。
①中性化に伴う鋼材腐食に対する照査
 中性化に関する照査は、中性化深さの設計値の鋼材腐食発生限界深さに対する比に構造物係数を乗じた値が1.0以下であることを確かめることにより行う。
 ここで、構造物係数は一般には1.0とし、重要構造物の場合は1.1とする。鋼材腐食発生限界深さは通常環境下ではかぶり-10mm、塩害環境下ではかぶり-10~25mmとする。
中性化深さの設計値は中性化速度係数の設計値に中性化に対する耐用年数(100年を上限とする値)の平方根と安全係数(一般に1.15、高流動コンクリートを用いる場合1.1)を乗じて求める。
 また中性化速度係数の設計値は、中性化速度係数の特性値に環境作用の程度を表す係数(乾燥しやすい場合1.6、乾燥しにくい場合1.0)とコンクリートの材料係数(一般に1.0、上面の部位に関しては1.3)を乗じて求める。
②凍害に対する照査
 凍害に関する照査は、構造物中のコンクリートが劣化を受けた場合に関して、凍結融解試験における相対動弾性係数の最小限界値とその設計値の比に構造物係数を乗じた値が、1.0以下であることを確かめることにより行う。ただし、一般の構造物の場合であって、凍結融解試験における相対動弾性係数の特性値が90%以上の場合には、この照査を省略できる。
 ここで、構造物係数は一般には1.0とし、重要構造物の場合は1.1とする。また相対動弾性係数の最小限界値は、水に対する露出状況、外気温といった環境条件や部材断面厚によって決定し、60~85%の値をとる。

参考文献


コンクリート標準示方書は個人が持つには高額ですが、鋼コンとか施工計画でコンクリートに力点を置く人は買ったほうがよいです(商売目的のみで言ってるのではなくw)。
会社にある人はラッキー!、借りるとかした方がよいです。私はなかったので買いました…。

あと、私のつたないページで本を買ってくださったあなた、ありがとうございます!
引き続き、多少でもお役に立てるように情報を提供していきます。
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