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技術士と建築士 [技術士(建設部門)]

私が技術士取得後ちょっとしてから、業界のことをあまりよく知らない知人に「技術士と建築士はどっちが難しいの?」と聞かれたことがあります。
私は建築士を受けていないので、その質問には正確に答えることができませんでした。

そこで、Googleで「技術士 建築士」と入力して検索すると、
http://okwave.jp/qa/q1856706.html
が1件目に出てきます。5年近く前の質問とそれに対する回答です。
これによると大方の意見は、性質が違うから比較できないというようなものです。
建築士には6時間に及ぶ論述の試験はないし、技術士には設計製図の試験がありません。
このことから考えて、私も難易度での比較は不可能に思います。
それはそれでいいのですが、ベストアンサーに対するお礼に次のような記述があります。

抜粋ここから-----------------------------------------------------

資格としては技術士のほうが上位になりますが、建築の分野の人のほうが両方とる人が多いというところで、建築分野の人のほうが土木分野より上位になる可能性があるとイメージしました。

抜粋ここまで-----------------------------------------------------

話を蒸し返すようですが、技術士が上位とは決められません。
そして建築分野は技術士と建築士を両方取得する人が多いが土木分野はそうではないので、建築分野は土木分野より上位、だとも思いません。土木に携わっている人に対して失礼です。

まず、「建築の分野の人のほうが両方とる人が多い」とありますが、このようなデータはありません。
現在、建築士(1級のみ)は33万人、技術士(全部門合計)は6万人ほどです。単純に考えても圧倒的に建築士しかもっていない人が多いです。

次に、受験資格の問題があります。
詳しくは省略しますが、1級建築士は
・建築に関する実務経験年数(建築又は土木課程の大卒で2年他)
技術士(二次試験)は
・科学技術に関する業務(4年あるいは7年以上)
技術士の方が悪く言えば曖昧なのがわかると思います。
要するに、建築に携わってきた人は1級建築士と技術士の両方を受験できるが、土木に携わってきた人は技術士しか受験できない。
(かく言う私自身、1級建築士の受験資格を満足できていません。受験したいのは山々ですが。)

よって、建築士や技術士などの資格云々により建築と土木の上下関係を決めることはできない。
と、結論付けます。威張って言うほどのことではなく、当たり前のことだと思いますが…。
個人的に上下関係を決めるのは自由だと思います。しかし、多くの人が目に付くところに書き込みされ、しかも受付終了しているため反論できないという状況が納得できなかったのでここで書かせてもらいました。

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